ウメ 縁起

ウメ(梅)

別 名:コウブンボク、ニオイザクラ、ニオイグサ、ムメ

英 名:Japanese apricot

花言葉:気品、上品、高潔、忠実、忍耐

梅 縁起

「松竹梅」の一つであり、冬の寒さに耐え、百花に先駆けて咲くウメは、おめでたい木の象徴だが、タケと並んで吉凶の解釈も様々である。それだけ東アジア人には馴染みが深い植物なのだろう。

 

さすがに子供を「産め」にかけた解釈はストレートすぎるのか、ありそうで聞いたことがない。

 

いろいろな説があって、西以外はほとんどの方角が良いことになりそうだが、以下のとおり諸説入り乱れていて、よく分からない。

 

①ウメは東、東南、南、南西、北西に植えるのが吉。

②ウメを北東に植えると学問(文学)を好む者が出てくるので吉。

③ウメを北西に植えるのは大凶。

④北西も吉。

⑤幸運と長寿のシンボル。北がもっとも吉。

⑥どの方角でも吉。たくさんの花と実が子孫繁栄を象徴し、家族に幸運をもたらす。


ウメとは・・・

・中国原産、バラ科の落葉広葉樹


・万葉集にも登場する花木であり、古い時代に日本へ渡来した。


・梅は数ある花のうち、春一番に開花することから、「花の兄」とも呼ばれる(ちなみに「花の弟」は菊。一年の最後?に咲くからとか)。ただし、実際の開花時期は品種によっていろいろで、1月から4月の間、断続的に梅の花を見ることができる。ウメの花がよく咲いた年は豊作になるという言い伝えもある。


・「モモ、クリ3年、カキ8年、ウメは酸い酸い13年」と言われるが、2年から長くても5年以内には実がなる。梅の実は生食できないものとして認知されているが、完熟して落下寸前のものはそのままたべることができる。なお、梅の実が熟する頃に降り続く雨を「梅雨」という。


・刈り込みバサミで丸く剪定されることも多いが、ウメの剪定は昔から「裸で登れるように」とされる。また、「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」という職人言葉で知られるように、ウメは樹の内部に枝葉が込み入っていると、通風が悪くなり、カイガラムシなどの被害に遭いやすいこと、長過ぎる枝には(徒長枝)には花がつきにくいことから、(時季を間違えなければ)おもいっきり剪定した方がよい。

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