庭木で開運TOP > 芝生の手入れ
多くの家庭の場合,芝は芝刈り機で切ると思いますが,私は写真のように「刈り込みばさみ」で切っています。その理由は4つです。
① 自宅の庭の面積が広くない。
② 刈り込みバサミは、音がうるさくない。
③ しっかりと見えるので、芝の状態が把握しやすい。
④ 芝がきちんと切れる。
お屋敷やゴルフ場の場合,手で切るのは,まったく話にならないし、商売にならないと思います。
しかし,一般的な家の場合,頑張ればできなくはありません。業者と違って一度に仕上げる必要はないし,音がしないため,近所に気兼ねなく,思いついたときにできます。
私はピアノの練習や犬の散歩と織り交ぜながら芝を刈って気分転換をしています。疲れるまでやらないのがコツです。
実際の方法ですが,これは慣れるしかありません。ハサミの刃と芝生を平行にするのはもちろんですが,慣れないと妙に力が入って,平行を保てません。参考までに動画をyoutubeにアップしてみました。
コツ(右利きの場合)
1 左の柄(棒の部分)を軸として固定するようなつもりで構える。
2 身体は動かさず、腕だけを伸縮して、まっすぐに刈り進んでいく。
3 腕を伸ばしきった状態になったら、5センチ程度ずらして、同様に刈り込む。
4 時折、刈り残しを微調整する。
多少失敗しても、問題ありませんが、これだけは気を付けて下さい。「芝生の長さの、3分の2以上を一度に刈り取らないこと。」です。これを超えて一気に刈り込むと、「軸刈り」といって、再起不能になり兼ねません。
作業に慣れてくると、刃先を芝に軽く載せるだけで,さほど力なくできるようになります。一夏に何度もやっていれば、そのうち技術が上がりますし、何度も刈り込むことで芝生もキレイになります。
この手作業の最大のメリットは,自分の目から芝までの距離が,機械でやる場合より,はるかに近いため,芝の高さや状態だけでなく,住み着いている虫の様子までよく分かるということです。虫が苦手な方は別ですが。
どんな作業もそうですが、疲労度を軽減するには、作業後の道具の手入れが欠かせません。
手入れは簡単です。刃先にこびりついた芝を砥石でこすり落とすのと,よく乾かしてからしまうこと,たまに油をさすことです。(油は何でもCRCを使っています。)
左が作業終了後です。
とは言っても,芝刈りに終りはありません。平均すると月に2回は刈っている思います。肥料は液肥(ハイポネックス)を月に2回ほど散布しています。
私の家では犬(ボーダーコリー)を飼っているので,踏み荒らされますが,液肥のおかげか,刈り込みの成果か,すぐに元に戻ってくれます。
また,水遣りですが,コウライシバやヒメコウライシバの場合,根がしっかり張れば,自然の雨水だけで十分という説もあります。
私は雨がまったく降らない日が1~2週間続いたら,水をまいています。水は軽くまくより,じっくりと時間をかけてまいた方が良いみたいです。
毎日欠かさず、チョロチョロと水を上げるより、忘れた頃に大量にというイメージですが、これはあくまで、根付いている芝生の場合です。