庭木で開運TOP > 冬に咲く花木
庭へ外へ出るのが億劫になり、ガーデニングの機会が減る季節ですが、寒い冬の庭でも咲く花木があり、そこには冬ならではの美しさがあります。ここでは一般的に冬に咲く花を色別に集めてみました。
なお、便宜上、12月~2月の3か月間を「冬」とし、主な開花時期がこれに当たるものをピックアップしています。また、開花時期は地域や環境によって多少異なります。
フユザクラ(冬桜)
【花 期】11月~12月
【花の色】白、薄紅
【特 徴】冬に咲く桜ですが、春にも咲く二度咲きであるため正確に「冬にも咲く桜」です。別種「十月桜」「河津桜」などと共に「冬桜」と総称することもあります。
サザンカ(山茶花)
【花 期】10月~12月
【花の色】白、ピンクなど
【特 徴】ツバキと並ぶ冬花の定番です。日陰にも耐えるなど、丈夫で育てやすく、古くから茶花として親しまれてきました。しかしチャドクガの被害に遭うことが多く、敬遠されることもあります。
ツバキ(椿)
【花 期】10月~4月
【花の色】白、ピンク、黄色
【特 徴】世界的にも有名な日本の花です。各地で改良が進み、数限りない品種があることからコレクターもいらっしゃいます。放任して育てることも可能ですが、サザンカ同様、チャドクガの被害に注意です。
エリカ
【花 期】12月4月
【花の色】ピンク、白、黄色
【特 徴】日本ではジャノメエリカ(写真)が有名ですが、エリカには数百種類あります。原産は南アフリカなど温暖な地域であるため日本では栽培が難しいとされてきましたが、近年では日本の気候に応じた多様なものが出回っています。
イチゴノキ(ストロベリーツリー)
【花 期】11月~12月
【花の色】白、ピンク
【特 徴】南欧及びフィンランド原産の常緑低木。実の表面がイチゴに似ているためイチゴノキとして販売されていますが、イチゴとは関係のないサツキ科の植物です。花はアセビやドウダンツツジに似ています。実は生食可ですがジャムなどに加工するのがベターです。
マンサク(万作)
【花 期】2月~3月
【花の色】黄色、紅色
【特 徴】早春に「まず咲く」で「まんさく」という説がありますが、寒さ厳しい2月にモンブランのような紐状の花を咲かせ始めます。秋の黄葉も魅力的です。
ロウバイ(蝋梅)
【花 期】1月~2月
【花の色】黄色、褐色
【特 徴】サザンカやツバキは冬の花というよりも、冬にも咲いている花ですが、ロウバイはまさに冬の花で、厳冬期に芳香のある蝋細工の花を咲かせます。一般的なロウバイは花の中心が暗褐色ですが、写真のように花のすべてが黄色い「ソシンロウバイ」、「満月ロウバイ」もあります。
ギンヨウアカシア
【花 期】2月~3月
【花の色】黄色
【特 徴】枝一面を覆う黄色い玉のような花が印象的なギンヨウアカシアです。ミモザアカシアと呼ばれることもありますが、本来は別種です。