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ハナミズキの剪定

ハナミズキのよもやま話  

日本がアメリカに贈ったサクラの返礼として、大正時代に渡来したというのはあまりにも有名な話で、花言葉も「返礼」です。

近年はいろいろな雑木が使われるようになったので相対的には使用頻度が減っていますが、それでもシンボルツリーとしての人気は相変わらずです。

 

放っておくと

樹高は10m~15m程度になります。また、加齢とともに枝葉を横に広げる傾向がありますので、自然な姿を楽しむには比較的広いスペースが必要になります。ちなみに何年も放置した後に強剪定すると樹形が乱れやすくなりますので定期的に剪定することが必要です。

 

ちなみにハナミズキにはいろいろな品種がありますが、紅色の品種の方が成長が遅く、背丈もそれほど高くならないため、狭い庭には紅色系統がおすすめです。

ハナミズキの剪定時期

落葉後から新芽が出るまでの間が剪定の適期です。下の写真のように花芽(左の写真)と葉芽(右の写真)の違いがはっきりと分かるので、花芽を残して剪定することができるからです。

写真のように、花芽は丸く膨らみ、葉芽は尖っています。

「花なんて関係ない。とにかく小さくしたい。」という場合、厳冬期と酷暑期を避ければ、おおむねいつでも剪定できますが、木が盛んに活動している時季ですので、強剪定は禁物です。

ハナミズキの剪定方法

いまさらですが、「自然に形がまとまる木なので、基本的には剪定の必要がない。」、「放任し、自然のままの姿を楽しむ。」というのが大原則です。内部の小枝が枯れ込んだりした場合は、簡単に折れるので、手で取り除きます。人工的な円形や四角形にするのは至難ですし、不自然です。

 

しかし、スペースの都合で剪定せざるを得ない場合がほとんどです。また、ハナミズキは花が上向きに咲くので、放任していると年々、花の位置が高くなって観賞しづらくなるという問題もあります。

 

そうした場合、以下のように剪定します。

 

ハナミズキ 剪定 図解1

 ハナミズキの枝は、比較的、規則正しく生えていることが多いので、剪定すべき場所が素人でもはっきりと分かります。左のような枝の場合、どこで剪定すればいいでしょうか。


 けっしてやってはいけないのが、枝の途中で切ることです。

 ハナミズキに限らず、多くの落葉樹も同様ですが、枝や幹の途中で切ってはいけません。常緑樹であれば、どこで切っても新芽が出てくることが多いのですが、ハナミズキにはそれが通用しません。


このように枝分かれしているところで剪定します。


画像では今ひとつですが、付け根から綺麗に切って、残った枝が「Yの字」になるようにします。


一枝一枝をこのように切り詰め、全体は弧を描くように揃えます。

 


これがもっとも弱く剪定した例です。

一番先端を分かれ目で切っただけです。


これだと予後は安心ですが、木の大きさはほとんど変わらないという欠点があります。

樹全体をもっと小さくしたいという場合は、もう一段下の分かれ目で切ります。かなり小さくなったのが分かると思います。 

 

 

 いずれにしても、あまり形を整えすぎない方が、ハナミズキらしさを保つことができます。また、ここで図示した以外にも、株元から直接生えている細い枝や、突然、不規則に飛び出して生えている枝は、元から取り除きます。

 

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