庭木で開運TOP > イトヒバの剪定
イトヒバとは
イトヒバは別名「ヒヨクヒバ」とも言いますが、ヒノキの仲間であるサワラの変種です。素人でも比較的剪定しやすいため、手入れは自分でやりたいという方におすすめです。
「枝」が垂れる樹木は風水的によくないと言いますが、イトヒバは「葉」が垂れ下がっていて、枝自体は上に向かっています。しかし多少気になるので、私はせめて葉先が地面に着かないように剪定しています。
昔から日本庭園に使われているためイトヒバは古臭いという方には、よりコニファー的な、「オウゴンヒヨクヒバ=フィリフェラオーレア」をお勧めします。文字通り葉が黄金色の品種です。
放っておくと
イトヒバは自然樹形が美しく、放っておいても形を大きく乱すことはありませんが、高さは10m位になります。また、上の方の枝葉は混み合ってきます。
針葉樹は全てそうですが、急に小さくすることはできませんので、大豪邸でなければ小さく維持するため、定期的な剪定が必要です。
イトヒバの剪定時期
寒い時期は避けて、6月~11月ころに剪定します。
剪定のイメージ
円錐形にします。邪魔でなければ、なるべく下枝を残すようにすると、小さくても大木のイメージを醸し出せます。
イトヒバの剪定方法
刈り込みバサミやヘッジトリマーは使用不可。木バサミで枝を抜きます。葉先は手を入れず、自然な柔らかさを残すのが基本です。
イトヒバの剪定例
拙宅のイトヒバです。
イトヒバに限らず、剪定の際は、上から順番に枝を抜いていきます。下に行くに従って葉が多く残るように全体のバランスを気にしながら進めます。
具体的には、「割りバシ程度の太さの枝」を元から切ります。切るのは他と比べて長い枝,幹の方向に戻っている枝,極端に垂れ下がっている枝などです。
一度に全部切らず,一番長い枝を切ったら,次に長い枝,そして次に長い枝・・・と順番に切り,丁度いい薄さになったら,止めます。そうすれば大きく失敗することはありません。
「丁度いい薄さ」というのが難しいのですが,向こう側の景色や,木の幹がうっすらと見える感じでしょうか。