庭木で開運TOP > 庭木の種類
庭木には数多くの種類があります。庭木に詳しくない方は種類の多さに何を植えていいか戸惑うことでしょう。細かな品種の説明に入る前に、おおまかな分類を復習してみます。
庭木は、冬季に落葉するかどうか、また、葉の形状によって大きく以下の4種類に分類されます。
葉っぱが平ら | 葉っぱが針のような感じ | |
落葉しない | 常緑広葉樹 | 常緑針葉樹 |
落葉する | 落葉広葉樹 | 落葉針葉樹 |
この他にも、木の高さ(樹高)によって庭木の種類を分別する方法があります。
一般的には3mが基準となり、3m以下なら低木、3m以上なら高木としています。自然な状態で3mまで育つのか、あるいは現時点で3mなのかについては、明確な基準がありません。
また、上の表に属さない特殊樹木、つる性植物、タケ・ササといった種類も存在します。
①常緑広葉樹
カシ、ツゲ、カナメモチ、キンモクセイ、サザンカ、モチノキなど
【メリット】
一年中、葉が茂っているので生垣や目隠しに使用するのは、主にこの仲間です。種類も豊富で、日本庭園に定番とされる庭木の多くは、これに属します。大きくなった場合に、「坊主」になるほど剪定しても枯れない種類が多いため、素人が手入れの練習をするのに向いています。また、庭が手狭になった場合、太い枝を切って小さく作り直すことも可能です。
【デメリット】
葉の面積が広いため、剪定せずに放置すると、庭や家が暗く鬱蒼となります。また、風通しが良くなるように剪定しなれば病害虫が発生しやすい種類が多いのも特徴です。
②常緑針葉樹(コニファーと言います)
マツ、スギ、マキ、ヒバ、ゴールドクレストなど
【メリット】
常緑広葉樹に比べれば、病害虫がつきにくい種類が多いです。また、種類によっては目隠しや生垣に使用できます。一本で植えた場合、風格のある木が多いです。
【デメリット】
垣根ではなく、一本植えにした場合、素人では剪定の難しい種類が多いです。また、この種類の庭木は、枝に少しずつ葉が残るように剪定しなければ枯れてしまうので、特に生垣にした場合にはどうしても大きく、分厚くなりがちです。
③落葉広葉樹
ヤマボウシ、ハナミズキ、アオダモ、アオハダなど
【メリット】
なんといっても清涼感があることでしょう。かぜにそよぐ風情は常緑樹にない爽快感があるため、近年人気の庭木は、ほとんどがこれに属します。昔ながらの職人は敬遠しがちですが・・・。
【デメリット】
剪定が難しいこと、見栄えのする株は値段が高いことです。下手に手を入れると樹形が乱れて観賞価値がなくなる種類が多いです。格好良く維持するには、ある程度大きくする必要があります。
④落葉針葉樹
カラマツ、メタセコイア、ラクウショウなど
他の種類に比べ圧倒的に少なく、庭木とされるのはこの3種類くらいです。
【メリット】
私は関東地方に住んでいるので「カラマツ」については語れません。メタセコイア、ラクウショウについては、成長の早さと圧倒的な存在感、新緑の美しさなどがメリットでしょうか・・・。
【デメリット】
公共の場ならともかく、一般住宅に植えてあるのは稀です。私は庭にラクウショウを植えている「社長さん」を一人だけ知るのみです。落ち葉の量が半端ではありません。豪邸の庭に降り注ぐ落ち葉をお手伝いさんが毎日掃除するイメージです。
庭木は種類が多いため、用途やお好み別に紹介します。