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庭木の支柱の立て方

なぜ、庭木に支柱を添えるのでしょう。 

 

「木が風で倒れないように」というだけでは不十分です。もちろん、木が風で倒れて周囲の人や物を傷つけたり破壊したりすることは避けなければいけませんし、せっかく買った庭木が折れるのももったいない話です。

 

しかしこれらはリスク管理上の話です。

支柱を立てる一番の目的は、庭木の根の成長を促すことです。

 

庭木を植えた直後は、木を「植えた」というよりは「置いた」状態に過ぎません。植栽後、根が周囲の環境に馴染み、土壌の間に新たな細根を伸張させ、十分な水分を得られるようになるまでは時間を要します。

 

それまでの間に支柱がなく、風が吹くたびに木が揺れていたら、思うように根を張ることができません。ましてや台風が来ても放置しているようでは、木を見殺しにするようなものです。

 

素人が自分で木を植えた場合、プロに比べて活着率が低いものですが、その要因の一つに、この支柱の存在があります。

 

庭木の支柱の種類

鳥居支柱

鳥居支柱

 名前のとおり神社の鳥居のような形をした支柱です。材料は丸太、針金、釘、杉皮、シュロ縄です。他の方法よりスペースをとらないため、街路樹を中心に用いられています。

 きちんと作れば丈夫ですが、何年経っても撤去されることがなく、街の景観を乱しています。ちなみに、庭木の支柱は、いつまでも設置しておくものではなく、木が根付いたら撤去するものです。

 街路樹の場合、壊れたビニール傘やコンビニ袋をぶら下げたり、自転車を施錠したりと、本来とは違う活用法が目立ちます。

 なお、この支柱の取り付けを、素人がバランスよく仕上げるのはやや困難です。

 

布掛け支柱

布掛け支柱
生垣のように複数の木をまとめて固定する場合に使う方法です。材料は丸太、竹、釘、針金、杉皮、シュロ縄です。写真では柱が一方だけですが、当然両側につけます。木を植える前に設置し、支柱の位置にあわせて植栽するのが本来の方法ですが、後付も不可能ではありません。一般家庭でやるには一番簡単な方法です。

 

八つ掛け支柱

八つ掛け支柱
「シンボルツリー」のように単独で植えた木に用いる方法です。材料は竹、杉皮、シュロ縄、針金です。3本または4本の竹を、斜めに立てかけて樹木を囲みます。(大きな木の場合、竹ではなく丸太を使うこともあります。)これも簡単な方法ですが、竹が邪魔になるので、人が通らないところに使います。

以上3つが一般的な方法ですが、これ以外にも、Tの字に組んだ丸太に、倒れそうな木をもたれさせる「方杖支柱」(梅や松の古木で見られる方法です)などがあります。それぞれの製作法については機会を改めて紹介します。

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