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ヤマボウシの剪定

ヤマボウシのよもやま話   

 ヤマボウシは新緑も紅葉もきれい、花が咲いて、甘い実が付いてと楽しみが多く、シンボルツリーとしても人気です。

 

 同じミズキ科のハナミズキ(アメリカヤマボウシ)と似ていますが、簡単な見分け方は、ヤマボウシの花は先端が尖っているのに対し、ハナミズキの花は先端がへこんでいます。(正式には花ではなく、「総苞」というものです。)

 

 ヤマボウシには、ミルキーウェイ、ミスサトミ、ヒヤマラヤヤマボウシなど多くの品種があり、花のように見える「総苞」の色も、ピンク、白、黄色があります。植える方角のラッキーカラーに合わせるのも楽しいかもしれません。

 

 また、ヤマボウシは花が上向きにつきますので、上から見下ろされるような場所に植えると、花を観賞しやすくなります。

放っておくと  

 環境に順応すればヤマボウシは高さ15mくらいになります。また、上にいくにつれて枝が広がりやすく、場所をとられます。

 

ヤマボウシの剪定時期

 落葉期に行います。2月上旬がベストです。

 

剪定のイメージ  

 長楕円形にします。ただし、きちんと丸くしようとすると不自然になるのでほどほどに。

 

ヤマボウシの剪定方法  

 ヤマボウシは下手に手を入れると樹形が乱れるので、本当は自然のままで放任するのが良しとされています。 最低限度だけ切る場合は、他の枝にからまっているような枝(からみ枝)、枯れ枝、妙に長くヒョロヒョロとした枝(徒長枝=とちょうし)を切ります。

 

 しかし住宅事情からそうもいかないケースが多いと思います。その場合は、「車枝」をどのように残すかがポイントになります。「車枝」とは、一箇所からタイヤのスポークのように放射状に伸びている複数の枝のことです。基本的には残したい方向の枝2~3本だけを残して、他は付け根から切り除きます。

 

  一般的には、放任するより剪定して刺激した方が、花つきが良くなります。

ヤマボウシの剪定例

 日差しの都合で撮影した向きが異なりますが、左が剪定前、右が剪定後で、同じ木です。赤と緑のコントラストがキレイなので、おそらく「株立ち」風の「寄せ植え」です。  

  

 今回は背丈も抑えたい、隣家に落ち葉を落としたくないというリクエストなので、けっこう切りました。枝を途中で切る場合、枝分かれしているところ、細かい枝がたくさん分岐しているところで切ります。

 

 ヤマボウシを植える方角について、風水の観点から調べましたが、今ひとつ分かりません。花の色に応じて植えればいいでしょう。

 

 また、実がなる木は庭に植えない方が良いという説がありますが、ヤマボウシの実は小さいので気にする必要はないと思います。そもそも、実がなる木の方が多く、どの位の大きさの実だったら縁起が悪いというのか、その線引きは難しいでしょうし、逆に、実がなる方が縁起が良いという説も有力です。

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