2013年

10月

21日

ヒノキとサワラの違い

ヒノキとサワラの違いは

 庭木の好きな人にとっては、周知のことかもしれませんが、ヒノキとサワラの見分け方について、よく質問されるので、今後に備えて写真を使って記録しておきたいと思います。

 

 ヒノキもサワラも同じヒノキ科の常緑針葉樹です。木の姿はどちらも写真のような感じです。この両者の違いは、しばし造園屋さんの間でも話題になります。

 

 もちろん、仕事上必要な知識であることは確かです。以前知り合いから、ヒノキの生垣を注文したら、サワラの生垣になっていたという話を聞いたことがあります。見た目に大きな違いはないので、大問題というわけではないですが、信用に若干関わります。

 

 また、職人さんが受験する「造園技能士」という国家試験の問題に、この両者が出題されることから話題になることもあります。

 

 印象だけで答えると、サワラはヒノキより全体に白っぽくて、葉の先端が尖っている、ヒノキはサワラより葉っぱが短い、枯れこんで茶色くなっている部分が多いという感じですが、これでは感覚的な話になってしまいます。

 

 さぁ本題です。以下の写真、どっちがどっちでしょうか?

 この状態ではまったく分かりませんね。画像の暗さも悪いですが、実際、私自身も撮影しているうちに頭が混乱してきました。葉の印象だけでは、個体差が大きくて識別しかねます。これで分かったら達人です。

 

 ヒノキとサワラの簡単な見分け方は、いろいろな図書に載っていますが、葉の裏面の白い部分を見ることです。

 ヒノキは「Y」の字、サワラは「X」の文字が、くっきりと浮かんでいるのです。サワラが多少ピンボケですが、明るいところで見るとハッキリと分かります。

 

 「ヒノキは良い(oi)材木に、サワラはバツ()」

 

とでも覚えてください。今思いついた適当なキャッチコピーですが、案外いいかもしれません。生活の役には立ちませんが。

 

 ヒノキは庭木としてはあまり使われませんが、材木としては耐久性が高く、木目が美しく、香りがよいため日本を代表するものとされています。

 

 一方のサワラはヒノキほどの香りがなく、材が白っぽいため、せいぜい桶や米櫃につかわれる程度です。庭木としてはサワラに分が上がるのですが。

 

 ちなみに一番上の写真は「ヒノキ」です。

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コメント: 6
  • #1

    谷川 岩魚 (日曜日, 08 2月 2015 09:24)

    良く家の周りに防風林や垣根として植えてあります。
    桧もサワラもたいした違いは無い、と考えていましたが
    微妙に違うんですね。大変参考になりました。
    有難うございます。

  • #2

    管理人 (日曜日, 08 2月 2015 10:22)

    谷川さん、コメントありがとうございます。
    サワラの「X」というのは、はっきりした「X」ではなく、「H」にも見えます。ヒノキとサワラの見分けについて、最近読んだ本では、「触らないでH」として覚えようとありました。すごい発想だなと感服しました。

  • #3

    tgcbetty.@s6.dion.ne.jpきんちゃん (土曜日, 12 9月 2015 05:32)

    サワラの葉は尖って痛いので触られん。桧の葉の裏はYの字なので桧じゃY。子供たちには、このように教えています。

  • #4

    管理人 (土曜日, 12 9月 2015 14:27)

    きんちゃんさん、コメントありがとうございます。
    実際、サワラは触れないほど尖ってるわけではありませんが・・・語呂合わせとしてはいいですね。個体によっては先端が尖っていないサワラ、尖っているヒノキがあったりして厄介です。

  • #5

    高桑進 (水曜日, 13 4月 2016 09:13)

    「せいぜい桶か米櫃に使われる程度--」とありますが、逆にヒノキは桶や米櫃には向きませんから、桶や米櫃にはサワラがいいと考えて下さいませ(^_^)

  • #6

    管理人 (水曜日, 13 4月 2016 18:44)

    高桑さん、コメントありがとうございます。香りとか脂分の関係なのでしょうかね。勉強になりました。

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