2012年

11月

18日

モミジの剪定

 知人宅のモミジを剪定しました。先日のヤマボウシも同様ですが、紅葉を楽しむ時季にこうした依頼があるのは、やはり落ち葉が近所迷惑にならないようにということで、世知辛いものがあります。

 

 モミジの手入れは難しいです。「簡単な剪定」と題しておいて何ですが、素人が手を出して失敗しやすい木のナンバーワンです。なぜなら枝を途中で切ると不自然になりますし、時には枯れ込むことがあるからです。

 

 モミジの剪定は、切るべき枝を見定めて、付け根から切る(=枝を抜く)という方法を取ります。枝を抜かず、刈り込バサミで葉先を丸く刈り込んでしまうと、翌年には切ったところから大量の枝が発生します。そうした枝のほとんどが、木の内部や真上に向かう好ましくない枝です。それを切るとまた、不自然な枝が発生したり、コブになったりと、どんどん不自然な枝ぶりになっていきます。

 

 モミジは放っておくと大木になります。木を小さく保ちたいなら、葉先を切るのではなく、枝の分かれているところで、長い方の枝を元から切ります。また、残した短い方の枝は途中で切り詰めないようにします。

 

 残す枝を見定めるのが難しいです。残すのは、木の外へ向かっていく枝で、なおかつ木の根元から自然なカーブを描くような方向の枝です。

 

 また、モミジは「金物を嫌う」と言って、鋏やノコギリのような金属物を嫌います。可能であれば手でバキバキと折るように手入れをすると、腐ったり枯れたりすることを防げます。

 

 剪定の時期は落葉直後から年明けくらいです。特に太い枝を夏場に切るのは厳禁です。切れば分かりますが、モミジは含水量の多い樹木で、剪定中、切り口から大量の水が染み出しくるのが分かるほどです。

 

 写真のモミジは高さ3m程度で、手入れには40分くらいかかりましたが、紅葉のグラデーションがいい感じに残ったのではないかと自己満足しています。

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