2013年

1月

02日

屋上緑化?

 新聞を読んでいたら、屋上緑化会社のフューチャーズプランとかいう会社が出資金を集めながらも株式公開せず、返金もせずに休業状態に陥って提訴されているという。

 

 ことの詳細は知らないが、屋上緑化をネタに16億円も集まるのだから、余程、話術が巧みであるか、エコブームを背景にした世間の関心が高いのだろう。

 

 確かにコンクリートのビルは味気なく、また夏の暑さが半端ではない。デッドスペースにもなりがちな屋上が緑で覆われれば、多少は涼しくなるであろう。

 

 私もかつて屋上に庭園を作る仕事をしたことがある。エレベーターを使って大量の資材を屋上に上げるのは大変な作業であり、その辛さだけがやたらと記憶に残っている。

 

 もちろん「パーライト」といった、土に代わる軽量の資材も使うのだが、長期的に見ても剪定やドレインの掃除といった管理は大変であろう。また、潅水のコストや建物躯体へのリスクもある。

 

 最近ではセダムや常緑キリンソウ、リュウノヒゲマット、あるいはコケを屋上緑化に使いましょうという動きがあるが、やはりこうしたグランドカバーにとどめるのが賢明であり、大きくなるような木は植えない方が良い。

 

 屋上に限らず高層マンションのベランダなど、風が強く、乾燥しやすい場所に庭木を植栽したことがあるが、数年後に様子を見ると、どの現場の木もあまり元気がよろしくなかった。元気なのは排水溝から生えている実生の雑木くらいのものであった。

 

 屋上に緑があるのもいいが、「木は地面から生えている。」、それが自然の状態であろう。不自然なことに力を入れると、結果も不自然になる、そんなことを考えさせられた記事であった。

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