2016年

11月

03日

わたあめの匂いがする木

私が住む地域でもようやく葉が色付き始めました。本日は天気も良く絶好の行楽日和ということで、近くの公園に出掛けました。

 

私は頻繁に公園などで樹木観察をしているのですが、今年はいわゆる「狂い咲き」が例年になく多い気がしています。今日はヤマツツジ、レンギョウ、オトコヨウゾメなど一般的には春に咲く花木が咲いていました。台風が多い年は狂い咲きが多いと聞きますが、今年はソレかもしれません。

 

ところでタイトルにあるワタアメの匂いの木とは、カツラのことです。葉がしおれるころになると、辺りに甘い香りを放つ高木で、名前の由来も「香出」にあるとされます。今時分は黄葉が美しく、目立っています。

 

 

綿飴の匂いがする木の葉
綿あめの匂いがするカツラの木

カツラの葉の香りを知っている人であれば、山を歩いていて例の甘い匂いがすると、「近くにカツラがあるんだな」と、ふと上空を見上げて、その居場所を探したりするものです。その香りは独特ですが、今まで私は「何とも言えない独特の甘い香り」と表現していました。

 

しかし、今日、カツラの木の近くで写真を撮っていると、通り過ぎる幼い子供たちが口々に「ワタアメの匂いがする~」と言ってました。一人二人ではありません。子供たちにとっては完全にワタアメの匂いなんだなぁと感動してしまいました。

 

子供だけでなく、一緒にいる大人たちも「ホントだ。どっかで売ってるのかな~」、「さっきの屋台で、わたあめ売ってた?」、「こんな遠くまで匂うの?」といった会話をしています。木に興味のない方々にとっては完全に、わたあめの匂いなんだと確信しました。

 

しまいには幼稚園生くらいの子が「ママ、わたあめ買って」と駄々をこね始めました。本当の話です。そのママは困りながらも、わたあめ屋さんを探しに行ってしまいました。どこにも売っていないのに・・・。

 

 

真相を教えるのは簡単ですが、教えない方がミステリアスで面白いだろうと思い、私はその場を去りました。

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