2013年

4月

28日

建売住宅の庭

 私は新興住宅地に住んでいるので、周りにどんどんと家が増え続けています。当然、庭もそれなりに増えていくので、おもしろいのですが、特におもしろいのが建売の家の庭です。

 

 施主が決まっていないのだから、ハウスメーカーのデザイナーとか、下請けの外溝屋さんとか、余裕があれば造園屋さんが関わって、それらの関係者の好みとか都合とか、思惑で植栽されるのでしょう。

 

 良心的なところは少ないように感じます。言ってみれば、料理の仕上げに盛り付ける「パセリ」のような感覚で植栽されているケースが多いです。また、「パセリ」であればまだマシです。

 

 某大手ハウスメーカーの建売住宅の花壇には、「クスノキ」が植栽されていました。花壇にクスノキですよ!成長が早いから早々に大木となって花壇を破壊するか、切り倒されるのがオチです。

 

 また、シラカシやウバメガシを20センチ間隔くらいで植えて、目隠し用の生垣にしていることもあります。建売の場合、販売している時点で十分な目隠し効果が必要でしょうから、無理もない話ですが、これらも大木になるので、やがては家主に邪魔者扱いされることでしょう。

 

 だいたいが、どこかの現場で不要になった植木を転用していたり、見学会に間に合わせるように、その時だけの見栄えで植えているのかもしれません。まぁ、お客さんが「いいものを安く」手に入れたいのだから、市場原理でそうなるのは避けられないでしょうが・・・。

芝生にススキ

 芝生も同じです。土壌改良したり、雑草の処理をしてから造成するようなケースは少ないようで、土を平らにしただけで芝生を張っているのを見掛けます。目土も残土だったりします。

 

 左の写真は、地中のススキが芝生を持ち上げている様子です。まわりにはスギナも顔を見せています。土壌改良せずに芝生を張れば、多かれ少なかれ、こんな感じになります。

 

 多くのことをハウスメーカーに求めるのは、市場競争があるので酷です。建売の場合、庭はオマケ程度に考えた方が良いでしょう。良心的なハウスメーカーに出会えれば幸運です。

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