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目隠しの庭木

 家を新築してまず気になるのが、「通りからの視線」という方も多いかと思います。ここでは快適なプラバシーを保つために、目隠しにおすすめの庭木を紹介します。

 

1 庭木で目隠しすることのメリットとデメリット

メリット 

○フェンスなど他の方法より安価にすむ場合が多い。

○剪定によって大きさや形を柔軟に操作できる。

○新緑や花や実を通じて季節を感じられる。

○管理がよければ、人工的な目隠しより長持ちする。

 

デメリット

×必要以上に大きくなるため、定期的な剪定が必要。

×害虫や病気を防ぐため、定期的な消毒や剪定が必要。

×強風や病害虫の影響で枯れることもある。

×剪定や落ち葉の掃除がやや面倒。

2 目隠しに向かない庭木

 「目隠し」とするには「常緑樹」であることが必須です。「常緑樹」とは冬になっても葉を落とさない種類の木です。これを間違えるとお話になりません。ちなみに目隠しに向かない木は以下のとおりです。

 

目隠しに向かない木(=落葉樹)

 

 ハナミズキ,ヤマボウシ,モミジ(カエデ),カツラ,エゴノキ,アオダモ,アオハダ,ヒメシャラ,シャラ(ナツツバキ),ジューンベリー,サルスベリ,サクラ,アジサイ,スモークツリー,ウメ,オウバイ,エニシダ,カイドウ,コデマリ,コブシ,サンシュユ,シモツケ,トサミズキ,ヒュウガミズキ,ニシキギなどなど

 

 近年では雑木の庭が好まれていますが、こうして見ると、目隠しに向いていない木に人気が集まっていることが分かります。

 

 おそらく常緑樹には重苦しいイメージや、防犯上好ましくないイメージがあるのかもしれません。

 

 確かに防犯を意識した「オープン外構」という考えによれば、雑木の方がすっきりしますが、通りからの視線を気にして一日中リビングのカーテンが閉めっぱなし・・・では、庭を持つ楽しみが半減しそうなものです。目隠しのためには常緑樹を植えましょう。

 

3 目隠しに向いている木

 目隠しには、「常緑樹で虫がつきにくく、手入れが簡単」な木がいいでしょう。しかし、そんな木は存在しません。どんな木にも一長一短があります。何を我慢できるかという問題です。

 

 また、単に目隠しといっても、シンボルツリーのように一本だけで観賞するものと、複数を生垣(樹木で作る垣根)として植える ケースがありますので、それぞれについて検討します。 

① 主に生垣として用いる樹木

 生垣に用いる木の種類は、丈夫で生育が早いこと、萌芽力(芽を出す力)があって刈り込みに強いこと、枝葉が密で、下の方の枝がなくなりにくいもの、樹齢が長いもの、病害虫に強いものが理想です。かつて関東地方ではシラカシやカイヅカイブキが多用されていましたが、最近では好みに応じて多様化しています。

【ウバメガシ】

 備長炭の原料として有名です。材質が緻密で硬いので剪定はやや面倒です。また、車枝といって一箇所から数多くの小枝が出るため目隠しには向いていますが、その分、全体の形は整えにくい木です。

【カシ(アラカシ/シラカシ)】

 丈夫で枝葉の数も多いですが、とても大きくなります。上の方の枝葉は常に刈り込んで、背丈を低く抑えましょう。背を高くしなければ、下枝や側面がきれいにそろってきます。 また、大きくなりすぎた場合、幹を途中で切断して生垣を作り直すことも可能です。

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【カクレミノ】

 目隠し用の庭木と聞くと、真っ先に思い浮かぶ種類です。日陰にも耐える樹木なので、北側の目隠しにいいでしょう。葉はピカピカしていて独特の味わいがありますが、大きいため完全な目隠しにはなりにくいです。

カクレミノ「☆」
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【カナメモチ/レッドロビン】

 生垣として使用される頻度の高い樹種です。街中で目にします。入手が容易で安価なのも魅力です。葉が赤くなるので、家のデザインと合うか等、好みの分かれやすい木です。丈夫ですが時折、虫がつきます。刈り込むほどに葉が密になってきて目隠しになります。花も咲きます。

 

【ネズミモチ】

 木に対するこだわりのない方や、集合住宅、学校、工場向けの木だと思います。丈夫で大木になりますが、キンモクセイ同様に下枝がなくなりがちですので、上部を抑えて下枝に養分を回してやる必要があります。葉はあまり密に付かないので完全な目隠しは難しいかもしれませんが、安価に広いエリアをカバーしたい場合はおすすめです。葉の色が異なる品種もあります。

【モクセイ(キンモクセイ、ギンモクセイ等)】 

 これも生垣として多用されています。植え場所によって、葉がシュワシュワしたり、元気がなくなったりします。成長は比較的遅いですが大きくなる木で、下の枝がなくなりがちです。

 目隠しのためには、上部をマメに剪定して高さを抑えること、株元から生える小枝を大切にすることが必要です。最近はあまり大きくならないスイートオリーブという種類のモクセイが人気です。スイートオリーブは花期が長いのも特徴ですが、その分、虫が集まりやすいです。

【ゲッケイジュ】

 日陰でも耐えます。小枝がよく出てくるので目隠しにいいですが上へ上へと伸びがちで、幅広く目隠しするには、複数を植える必要があります。虫はつきにくいですが、葉が黒ずむ病気になることもあります。御存知のとおり「ローリエ」ですので、実用性があります。

【コニファー】

  ゴールドクレスト、スカイペンシル、ムーングロー、ヨーロッパゴールドなど、数限りない種類がありますが基本はどれも同じです。枝葉が密で目隠し機能は高いですが、その分、支柱を立てたり、枝を透かして風通しを良くするなどの対策がないと、台風で倒れがちです。

 

 刈り込みバサミで剪定すると、葉が茶色になるなど、おもいきった剪定がしにくいために放置され、その結果、大木になって切り倒されることが多いものです。そうした観点から比較的成長の遅い「ムーングロウ」がおすすめです。

【サザンカ】 

 昔は人気でしたが、とにかく毛虫(チャドクガ)が付くので、サザンカのコレクターや、冬場に噴霧器を使って石灰硫黄合剤やマシン油を散布するといったマメな作業ができる方向きです。

 

 ちなみにチャドクガ(チャガラシという地方も)というのは、お茶の仲間に付く毛虫で、その毛に触れると人によっては病院に行くほどかゆくなります。新人植木屋さんの数割は、この毛虫のために辞めるといってもいいほどです。

サザンカ(紅花) 樹高1.5m前後
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【ツゲ】

 イヌツゲ、ホンツゲ、マメツゲ、キンメツゲ、ボックスウッドといろいろな種類がありますが、基本は一緒です。長所は成長がさほど早くないこと、丈夫なことで、もっとも入手しやすい樹木の一つです。(本来はイヌツゲとホンツゲは別種ですが、難しい話は抜きにします。)

 

 短所は、枝葉がゴツゴツしていて真四角に刈るのが難しく、刈り込みの、うまい下手がはっきり分かること、葉が小さいので掃除が大変ということです。特に砂利の上に植えると細かい葉の掃除が面倒です。刈込の前に下にシートを敷くとよいでしょう。 

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【ピラカンサ】

 赤や黄色の実がきれいで枝葉も密になりますので、目隠しにいいですが、自分自身で剪定しようという方は、覚悟を決めてください。トゲがあります。

 

 細かなたくさんのトゲは、泥棒のやる気も失せるはずです。ピラカンサで家を囲めば抜群の防犯効果があるでしょう。ただし、剪定作業の効率は最低です。トゲのある木では、カラタチやサンショウなども生垣に使われますが、これらは落葉性です。

【プリペット】(正しくはプリベット)

 近年、急速に目にすることの増えた樹種です。成長が早くあっという間に目隠しになります。一刻も早く視界を遮りたいという方にはおすすめです。しかしその分、管理の手間もかかりますので、マメな手入れが必要です。

 少々下手に剪定してもすぐに復活するので、刈り込みの練習用にも良いかもしれません。寒さに多少弱く、地域(北関東以北)によっては半落葉となるので、冬季は目隠しにならないこともあり得ます。ネズミモチの仲間です。

【マキ(イヌマキ、ラカンマキ)】

 昔からよく生垣に用いられる樹木です。洋風住宅にも合うと宣伝されますが、私の感覚では和風住宅向きです。3種類のマキが主流で、高級な順に、コウヤマキ、ラカンマキ、イヌマキとなります。コウヤマキは高価で成長も遅く、葉もなかなか密生しないため生垣には向いていません。生垣にはラカンマキかイヌマキが向いていますが、安価なのはイヌマキです。両者は葉の大きさが異なり、イヌマキの方が葉が大きいです。

 

 マキには、アブラムシが付きやすい、葉が細長いので刈り込みバサミでは形を整えにくいというデメリットもありますが、目隠しとしては、まぁ無難な選択でしょう。

【モチノキ】

 こちらも昔ながらの庭木で、生垣でも単体でも使用されます。私も自宅で利用していますが、背が高くなるので小まめな剪定が必要です。

 

 昔は庭に欠かせない木でしたが、雌の木になる赤い実以外は「何の変哲もない木」で、近頃は名前を覚えてもらえない木のナンバーワンではないでしょうか。しかし、一年中緑色で、虫がつきにくいという、見過ごせないメリットがあります。

 

 最近の住宅に合わせるには、黄金モチノキのような一味違うものも良いかもしれません。

モチノキ 単木 樹高H:1500mm

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② 主に単独で用いられる樹木

【オリーブ】

 人気の樹木ですが、月日が経つと姿が荒れて、手に負えなくなっている御家庭も目立ちます。環境に合えば基本的には丈夫な木ですのでまめに手を入れましょう。大きくなると下の方の枝が少なくなくなってきますので、目隠しとして使用するなら場所を選びます。

【シマトネリコ】

 下枝がなくなりやすく、地域によっては冬場に多少落葉するので、目隠しを重視したい場所には物足りないかもしれません。それでも最近よく目にしますし、単独ではなく生垣としている御家庭も目にします。

 

 丈夫なので剪定は比較的しやすいですが、自然な柔らかさを維持するのはコツがいります。剪定については別ページ(シマトネリコの剪定)を参照してください。

【ソヨゴ】

 赤い実と上品な佇まいが人気ですが、枝葉はまばらで成長も遅いため、目隠しにするには、始めから大きめの株立ち(複数の幹があるもの)を選びますが、目隠しになるような株は値段が多少高めです。自然樹形が美しく、剪定はあまり必要ありません。

【ツバキ】

 サザンカと一緒で、チャドクガが付かないよう管理できる方向きです。目隠しにできるほど葉を残せば、通風が悪くなり、チャドクガにも好まれるという悪循環になりますので、刈り込むだけではなく、枝透かしをする必要があります。

【ヤマモモ】

 食用の実がなる常緑樹です。大木になりますので剪定が必要です。葉には大きな特徴はありませんが、公園等でも広く用いられているメジャーな庭木です。

 

 和風、洋風どちらの住宅にも合うというのも長所です。雌雄異株なので実を楽しむ場合は、メスの木を植えます。オスを横に植える必要はありません。よその家や公園のオスの木から、風を媒介にして受粉できます。

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