これは今日、撮影したものです。ポップコーンのような特徴的な実が青空に映えています。通り行く人は誰一人見ていませんが・・・。
御存知の方は、何の実かすぐに分かるでしょう。しかし、お住まいの地方によっては、馴染みがないかもしれません。
ナンキンハゼは、トウハゼ、カンテラギとも呼ばれます。
カンテラとはラテン語由来のロウソクを意味する言葉で、ナンキンハゼの実は、ハゼ同様にロウソクの材料になります。
ハゼと聞くと、かぶれるのでは?と心配になる人もいると思います。
ハゼは紅葉がキレイなので時折、個人宅にも植栽されていますが、植木職人の中にもハゼの木には登りたくない、登らないという方がいます。
しかし、ナンキンハゼはトウダイグサ科で、ハゼとは別種です。
紅葉のグラデーションが綺麗なこと、写真のように実がおもしろいこと、葉っぱがハート型をしていることなどから、シンボルツリーとしても人気で、「メトロキャンドル」といった品種も好まれています。
写真のナンキンハゼは街路樹です。
街路樹の場合は、時期外れに過度な剪定が行われるため、花実を付けないことが多いのですが、この木はたまたま、たくさんの実をつけています。
剪定の時期や切り方が良かったのでしょう。
ちなみにナンキンハゼの花言葉は「真心」だそうです。 真心を込めて剪定すれば、実をつけるのでしょう。
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