実りの秋

始まったばかりの秋ですが、木の実があちこちで自己主張を始めました。

私の目にとまったものをランダムにアップします。


ちょっとピンボケで、虫に食べられた葉も痛々しいですが、エノキです。実の色は最終的に赤褐色で統一されてしまいますが、今時分はカラフルな「アイスの実」状態です。エノキ自体は一里塚跡地などに見られ、珍しくもないですが、カラフルな実は上空にあることが多いので、あまり目にしないかもしれません。


クロモジの実です。

爪楊枝に使うことで知られる枝や、春に咲く控えめな花もいいのですが、クロモジの醍醐味はやはりこの実です。写真では分かりづらいですが、ガラス球のような味わい深さがあります。ちなみに食感はというと、クスノキの枝を食べているような味で、話になりません。


キハダです。

大木の佇まいをみている限り、「ミカン科」という感じがしないのですが、この実を食べてみればミカン科であることが分かります。実には甘いのと渋いのがあって、甘いのは生食に、渋いのは薬用にするそうで、江戸時代には自生がなくなるほど乱獲されたとか。


コナラです。

公園などでは親子連れや老夫婦が「あ、ドングリだ」と言ってるのをしばしば耳にします。それを聞くたび私は内心で、「何のドングリなの?」と問い返してしまうのですが、実際にそんな粘着質な会話をしている人はいません。まぁドングリはドングリなんでしょう。


ナツハゼです。

あまり有名ではないかもしれませんが、日本のブルーベリーといった存在で、実は十分に食用できます。紅葉や春の芽だしも美しく、もっと広く植栽されてもいいように思います。



ところで、これらの写真を撮影している間、3回ほど「イラガ」にやられました。まったく油断できないものです。

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