秋の気配

暑い暑いとはいえ立秋を過ぎ、暦の上では秋です。

人工物に囲まれていると分かりにくいですが、木の様子を観察していると、着実に本格的な秋が近付いているのを感じる今日この頃です。

散歩で見かけた秋の気配をアップします。



まず、もっとも目立つのが、トチノキです。

このところ目に見えて葉っぱが色褪せしているのが分かります。新緑から数えて四か月弱で、もう疲れきった感じです。きっと葉が大きい分、消耗も激しいのでしょう。



続いてはカツラです。

早いところでは黄葉し始めました。この木は姿が見えなくても、独特の甘い香りによって、秋の訪れを告げてくれます。


これは現代人にとっては少しマイナーかもしれませんが、ムクロジの実です。直径2cmほどの大きな実で、果肉は石鹸代わりに、種は羽子板の羽に使われました。これら落葉樹の多くは今、本格的な秋に備えて実を充実させようと頑張っています。


落葉樹ばかりではなく、常緑樹も頑張っています。これはスダジイです。いわゆるドングリができるのですが、アクが少ないため生でも食べられます。ただ、都会では剪定されまくって、実をつけることができずにいるシイが多いようです。


最後は木ではなく、多年草のオミナエシです。日当たりの良い公園に咲いているのを見かけます。秋の七草といえば、萩やススキが代表的ですが、これも秋の七草で、この時季にはやや珍しい黄色い花が異彩を放っています。花言葉は「約束を守る」だとか。

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