カナメモチの実

町を歩いていると、木の実がやたらと気になる今日この頃ですが、家の近くで珍しい実を見付けました。

カナメモチの実です。

生垣などでありふれている木なので、木自体はまったく珍しくありませんが、実を見たのは数年ぶりです。「私にとって珍しい実」です。


カナメモチはたいていの場合、刈り込まれて四角くされているため、花や実を付ける暇がないものですが、今日見付けたのは、ほったらかしのカナメモチでした。


生垣としての樹形を優先するのがいいのか、花や実を楽しむためにほったらかしのボサボサがいいのか、難しいところですが、案外、カナメモチに花や実がなるのは知られていないようです。(ちなみに花はソバのような花で、カナメモチの別名には「ソバノキ」というのもあります。)


一時は大人気だったカナメモチ(レッドロビンも含めて)ですが、最近は、新たに植えている現場が少ないように思います。庭木として使われ始めた頃は、「病害虫が少ない」というのが売りだったように記憶していますが、この20~30年間、庭木として普及した結果、人並み?にハマキムシ、アブラムシにやられることや、斑点病などに罹るのがバレてしまったからでしょうか。新芽の鮮やかさも見慣れればなんてことないのかもしれません。


今、カナメモチの座を奪っているのは、紅花トキワマンサクに間違いないでょう。かつてのカナメモチに対するニーズと重複しているように感じます。両者とも人によって好みが別れるところも共通します。(ちなみにトキワマンサクの新芽はしっかりと固まるまで、爬虫類的な様相を呈する時期があるため、好みが分かれます。)


ところで、カナメモチの実ですが、試しに食べてみたら、苦くてお話になりませんでした。まぁ、カナメモチからすれば、人間の都合で剪定され続けて、ようやく隙を見て「実」まで作ったのに、マズイと言われて、散々なのでしょうが、食べるのはお勧めしません。

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