2014年

3月

06日

サクラの種類

もうじき桜が咲く季節です。

単に桜といっても、種類は豊富で、ソメイヨシノばかりが桜ではありません。ここでは主な桜の種類とその特徴について解説します。

ウミネコザクラ

 

風変わりなネーミングのウミネコザクラは、マメザクラとオオシマザクラの交配種。ヨーロッパで好まれています。花は一重の白とシンプルですが、他の桜が横幅をとるのに対して、ウミネコザクラは上へ向かって育つ性質があるため、小スペースに植える桜としてお勧めです。


オオシマザクラ

 

 

伊豆大島に多いため名付けられたオオシマザクラですが、日本全国で育てることができます。

この桜は塩漬けにした葉っぱを、桜餅に使うことで有名です。

葉が出ると同時に咲き始める花には芳香があります。


カワヅザクラ

 

伊豆半島の河津町や石廊崎などに多いカワヅザクラです。花の時期が早く、東京では花が少ない2月に開花することやピンク色が鮮やかなことから、人気を集めています。下記のカンヒザクラが片親ですが、園芸品種ではなく、野生種とされています。


カンヒザクラ

 

地方によってはヒカンザクラとも呼ばれます。これも早咲き種で、東京では3月中に開花します。花は紫がかったピンク色で、釣鐘状に下向きに付くのが特徴です。比較的成長が遅いため、鉢植えや花壇に植栽されることもあります。

 


フユザクラ

 

 

カンヒザクラとしばしば混同されますが、フユザクラは10月~12月に咲く桜です。花の色は咲き始めこそ写真のようなピンク色ですが、徐々に白へ変わっていきます。一度に咲かず4月にも咲く「二期咲き」で、実にも甘みがあるなど楽しみの多い桜といえます。別名をコバザクラともいいます。


マメザクラ

 

 

その名のとおり小型の桜です(とはいえ最大樹高8m程度)。花も小ぶりですが繊細で独特の美しさがあります。富士山麓に多いことから、「富士桜」または「湖上の舞」といった名前で流通しています。マメザクラの実も甘く、生食できます。


ヤマザクラ

 

ソメイヨシノ登場以前は、このヤマザクラが桜の代表でした。個体差が大きく、開花時期や花の色が木によってまちまちですが、いずれにせよ、枝を大きく広げてこそ、このヤマザクラの魅力を味わうことができますので、植栽には大きなスペースが必要です。


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コメント: 5
  • #1

    良子 (水曜日, 12 3月 2014 22:14)

    お久しぶりです。 いつも楽しみに見させてもらってます。 お気に入りは、ダメな剪定。笑 こうやって、桜を見ると沢山種類がありますね。お花見の季節が近づいてきてるんですね! 私 いつも 疑問に思うのは 桜茶とか お酒の中に入ってる桜の花 あれは どの桜なんでしょう~?どれでもいいのかな?それとも、オオシマサクラなんですかね? スミマセンつまらない質問してしまいました。

  • #2

    niwa-iro (金曜日, 14 3月 2014 18:53)

    良子さん、いつもありがとうございます。
    サクラ茶に使うのは上で紹介するような一重咲きの品種ではなく、八重咲きの品種です(「普賢象」とか「寒山」とか)。花びら一枚が浮かんでるというのも風情があっていいですが、お祝いの席で使われることが多いサクラ茶には、ある程度、体積のある花=八重咲きを塩漬けにしたものを使うのが一般的です。たぶんオオシマサクラとかで作ると、ボリュームがなくて寂しい感じになるでしょう。
    今年のサクラは例年より少し遅いみたいですが、開花が楽しみですね。

  • #3

    良子 (金曜日, 14 3月 2014 22:48)

    ありがとうございます! 日本の桜っていう本を持ってるんですけど、何気なくしか読んでなかったので、やっと この本が、活躍出来て 桜茶の疑問もスッキリしました。こういう本も、もうちょっと そういうオマケ話みたいなの書いてくれてたら もっと植物を違う目で見れて楽しいんですが。なかなか 全てが そういうのは、難しいですもんね。 サクラの開花 遅いんですね。今 大阪城の梅が満開らしいのでまずは、梅を楽しみます。ありがとうございました。

  • #4

    brz (水曜日, 09 4月 2014 01:46)

    こんにちは、はじめまして。
    庭木の剪定の仕方、大変参考になりました。
    ゾウの足から針金…言い得て妙ですね、まさしく我が家のトネリコのことです泣。
    変な剪定のせいか、巨大化したせいか、パラパラ黄変した葉がよく落ちます。
    いつも植木屋さんに頼んでいるのですが、知識不足なんでしょうね。
    これからは記事を参考に自分でしようかな。
    ともかく大変参考になりました、ありがとうございます!

  • #5

    niwa-iro (木曜日, 10 4月 2014 14:25)

    brzさん、コメントありがとうございます。
    植木屋さんにもいろいろな方がいるので一概には言えませんが、シマトネリコは伝統的な日本の庭木ではないので、不慣れな職人さんが多いのは確かだと思います。
    シマトネリコの剪定例については、すでにお読みいただいたと思いますが、別ページで解説していますので、参考にしてください。ただし、「象の足から針金」状態から脱するには、ちょと年月がかかりそうです・・・。
    それから、葉が落ちるのは剪定のせいではなく、寒さに弱いシマトネリコ本来の性質だと思います。

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