クロチク(黒竹)の話です。
和モダンな家にお住まいの方は、気になる竹ではないでしょうか。
イミテーションも含めてよく居酒屋などで見かける、幹(棹)が黒い竹です。
私は自宅の地窓の外にブロックを積んで花壇状のものを作り、そこへ、もらってきたクロチクを地植えしました。しかし、従前の管理が悪く葉が不健康であったため、根っこだけ残して大部分を元から切りました。
翌年の春、どうなったかというと、何の変哲もない緑色の竹が生えてきました。それはそれで爽やかなので良いですが。クロチクらしさがなく、物足りません。
実はクロチクが黒くなるのは二年目の秋以降です。
上の画像は、左が一年生、右が二年生の夏です。下の方から次第に黒くなっているのが分かります。秋になればもっとクロチクらしくなります。
ただし、黒竹に限らずタケ、ササ類は手入れをせずに密生させると、ハダニ(タケスゴモリハダニ)、アブラムシといった害虫の被害に遭って、葉に観賞価値がなくなることがあります。
棹が黒くなるのを待たずして葉がボロボロに・・・見苦しいので根元から切除・・・・いつまでも黒くならなので、もう要らない・・・というのもよくある話です。
クロチクらしさを維持しつつ、竹やぶにしないためには、剪定等の手入れが必要です。(クロチクの剪定については「クロチクの剪定」)
ちなみに、自宅に竹を植えたというと、たいがい怪訝な顔をされます。根っこは大丈夫なのかとか、家が壊れないかとか。しかし、植えた環境にもよるでしょうが、黒竹の生長はそれほどではありません。剪定や根切りでコントロールできる範囲の勢いです。
コメントをお書きください