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ダメな剪定の例③

チョンマゲですか?

けっこう本格的な日本庭園で見た光景です。樹木はコウヤマキという割と高価なもの。それが無造作に刈り込まれるという、いわば贅沢な仕様になっています。

 

葉を途中で切り刻むことの是非については、専門家でも見解が分かれており、書店で売っている剪定のマニュアル本では、何のためらいもなくマキ類の葉を刈り込むよう奨励しているケースがあります。刈り込んだ後に枝葉が成長する温暖な時期であれば、緊急的な措置として許容できるかもしれません。しかし、秋以降に葉を切り刻むのは特に禁じ手だと考えます。また、コウヤマキは枝葉が少なく、成長も遅いため、この姿を晒している期間が長くなります。単純な樹形で、剪定もしやすい木です。面倒がらず、枝の付け根、分かれ目で剪定し、この木が持つ本来の高貴な姿を維持してほしいものです。

 

獅子舞ですか?

はっきりいって、生垣の手入れは難しいです。器用な人でも素早く真っ直ぐに仕上げるには相応の年月(経験)を要します。写真のような仕上がりを「ダメ」というのは酷かもしれません。しかし、私は町中のこうした光景を見ると平衡感覚がおかしくなってくるので勘弁してほしいのです。

 

剪定全般にいえるのですが、一番上の面は、相当な時間をかける価値があります。イメージでいえば、手入れに要する時間とエネルギーの半分は、最上部に注ぎましょう。人間の目は完璧ではありませんので、横や下の方は、錯覚によって補正されます。しかし、最上部や端っこは誤魔化しがききません。慎重にやればやるほど、仕上がった時の満足感も高いことでしょう。

 

揃えればいいというものではない

過去にも登場しましたが、シャラ(ナツツバキ)です。ハナミズキ、ヤマボウシ、ジューンベリーなどもそうですが、シンボルツリーに使われるこうした落葉広葉木の魅力は、花や実ももちろんですが、しなやかな枝振りにあるといえます。

 

剪定に慣れない場合、どうしても「長さを揃えなきゃ」という強迫観念に駆られることがあるようですが、落葉樹の場合、一部の樹種を除いては、枝を揃えすぎると、かえって不安定な景色になります。手を入れれば入れるほど、不自然になるのです。これらの木の剪定は難しいものです。よく分からない場合、直径数センチあるような太目の枝を2~3本付け根から切り除く程度にとどめるのがコツです。

 

巨大キノコ発見

写真の木はモミジだったと思います。梅かも知れません。どちらにしても同じです。同じように丸く切るのですから・・・。

 

過去に何度かこうした例を載せていますが、ホントにキノコ型は人気が高いです。

 

こうした手入れは、やり終えたその日こそスッキリしますが、すぐにボサボサになります。また、外から見えない内側の枝葉は枯れ込んだり、害虫の住処となります。モミジにしろ梅にしろ、その木が持つ本来の樹形というものがあります。それを生かしてこそ観賞価値が出てくるものです。また、手入れをした後、向こう側の空や、その木の幹がうっすらと見える位が丁度いいのです。

 

モミジの逆襲

またまたモミジです。実際に、あるお宅の庭にあるものです。毎日どのような気持ちで眺めているのでしょうか。たぶん、眺めていないでしょう。

 

なぜモミジはこうも邪険に扱われるのでしょうか。それは、モミジの成長が意外に早く、あまり剪定に興味がない方には手におえない木だからです。

 

大きくなったときに一気に切断すると、切られた太枝の付け根から無数の細枝が噴出します。「助けてくれぇ」と言わんばかりです。落葉樹に限らず、枝や幹が徐々に細くなるような自然な樹形を維持するには、小まめに手を入れるしかありません。  

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